酸っぱ辛いひと鍋料理!フィリピンのママの味
私にとっての「幻の料理」がフィリピンの家庭料理「アドボ」です。地元で長く料理を教えていた叔母にもらったレシピをなくしたまま数十年がたち、ネットで調べて作ってみても「あの味」が再現できずあきらめていたところ、最近、実家で叔母のレシピを発見。拍子抜けするほど簡単な作り方とほかにない味わいに改めて感動しました。
今回は、オリーブオイルを使ってこのレシピをより作りやすくバージョンアップ!辛さを調整すれば辛いものが苦手なかたやお子様でも食べられます。白ワインやシャンパーニュ、ビールによく合います。煮物なのに砂糖やみりんなどを一切使いません。見た目は地味ですが、きっとやみつきになる味になること請け合いです!
【アドボ】
《材料 作りやすい分量 調理時間70分》
- 豚ロース肉(角切り)250g
- 鶏手羽元500g
- オリーブオイル大さじ1
- にんにく(あらみじん切り)4~5かけ分
- (a) 酢100ml
- (a) しょうゆ70ml
- (a) 水50ml
- (a) チリパウダー小さじ1
- (a) カイエンペッパー(または唐辛子粉)小さじ1/4
- (a) あらびき黒こしょう小さじ1/2
- (a) ローリエ1枚
- ブロッコリースプラウト(またはパセリ、ハーブなど) 適宜
- バゲット適宜
《作り方》
- 深めの鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくを焦がさないように弱火でさっと炒め、いい香りがしてきたらいったん火を止める。
- ①に(a)をすべて加え、豚肉、鶏肉の順に鍋に敷くように入れ、強火にかける。
- 煮立ったら、火を弱めの中火にしてふたをし、60分煮込む。途中で鶏肉だけ上下を返す。豚肉がやわらかくなったら火を消す。
- 皿に盛って煮汁を少量かける。ブロッコリースプラウトをのせ、好みでバゲットを添える。
豚肉は肩ロースを2cm角くらいに切ると本格的です。鶏は骨付きのほうが、だしが出ますが、手羽元以外に手羽先やからあげ用の肉でも構いません。
合わせ調味料のチリパウダ―やカイエンペッパーは一味とうがらしで代用できます。にんにくはつぶしてもよいでしょう。我が家では玉ねぎやじゃが芋、ゆで卵を途中で加えたりします。余った煮汁はごはんやロールドオーツ、ゆでじゃが芋などにかけるとおいしいですよ。