オリーブオイルは私にとって「最も手に入りやすい信頼出来るオイル」です。オリーブオイルはどこのスーパーでも必ずエクストラバージンオリーブオイルを置いていますので、うっかり油を切らしてしまった、という時に急いで買いに行ける心強い存在です。

オリーブオイルの使い方はドレッシング、魚や肉を焼いたり、揚げ物をしたり、冷奴にかけたりと様々です。バターでは胃腸が少し疲れるなと感じる事がありますが、オリーブオイルでお料理をすると身体にも優しく、体内がスッキリしています。例えばオリーブオイルで豆乳ホワイトソースを作って、クリームシチューや、グラタンにしたり、バターを使わないタルト生地やパウンドケーキもよく作ったりしていました。もちろんパンに塗るのもオリーブオイルとお塩です。

また、私は和食の専門家としてもお仕事をしているのですが、和食にもよくオリーブオイルを使います。例えば、オリーブオイルと胡麻油を半々に割って熱したオイルを、生魚にジュワッと熱してかけたり、お刺身に和風カルパッチョ風にしたりと、菜種油や胡麻油ではテクスチャーがなんとなく重いと感じる時、前菜のお料理など特に軽やかな仕上げにしたい時にオリーブオイルを使います。揚げ物にも良く使いますが、オイルが良いと揚げ物油のもちも違います。繰り返し使えるので経済的だと感じています。

旅をする時は生産者と出会えるファーマーズマーケットに必ず訪れます。
写真はサンフランシスコのフェリービルディングのファーマーズマーケットへ、オリーブオイルを買いに行った時のものです。これは自家農園栽培の原料のみで作っているオリーブオイルで、生産者さんが直接販売していました。今後もオリーブオイルの生産国に旅した時には生産者や産地を訪ねてみたいと思います。