ワインみたいに楽しむ、オリーブオイルとのマリアージュ
どんな食材にもよくなじみ、お料理に欠かせないオリーブオイル。最近はお豆腐やおひたしなど和の食材にも使って、その豊かな風味を楽しんでいる毎日です。
改めて実感することは、オリーブオイルとワインは共通点がとても多いということ。その土地のテロワール(気候風土)を反映しているところ、料理の美味しさを数倍にも引き立ててくれるところ、世界各国でつくられていて、産地や品種ごとにその個性が楽しめるところ……などなど、あげればキリがありません。
せっかく多種多様なオリーブオイルが世界にあふれているのだから、飲みたいワインを選ぶように、オリーブオイルも気分に合わせてセレクトしてみたいもの。最初に挑戦する最も簡単なアプローチとしては、産地を合わせるマリアージュがオススメです。パスタやピッツァといったイタリア料理にはトスカーナやカンパーニャのオイル、タパス的なフィンガーフードにはスペインのオイル、そして和食系には小豆島のオイル……といったように料理の生まれた土地をなるべく近づけてオイルを選んであげるのがポイント。その土地に根ざす食文化を、ちょっとした工夫で気軽に楽しめたら嬉しいですよね。