ナチュラルローソンや自然派コスメのお店でみかけるたびに買い、常に2、３個はストックしているオリーブ石けん。実は私ではなく、ひどい乾燥肌の夫が自分で見つけて以前から愛用しているものです。「アレッポの石鹸」という名称で知られたこの石けんは、シリア製。そのうち買えなくなるのでは・・・そう心配していたのですが、隣国トルコでも製造が続けられていることがわかりました。良かった！

オリーブ＆ローレルオイルのハンドメイド石鹸

数千年もの昔から釜炊き製法の石けん作りの伝統を持つシリアの一都市、アレッポ。シリアはオリーブの産地でもあり、食用のオリーブオイルを絞ったあとの二番絞りのオイルを使って、せっけんが作られてきました。希少なローレル（月桂樹）の実のオイルを配合し、二年寝かせたハンドメイドのせっけんは完全無添加。香りはあまりよくありませんが、保湿性が高く全身を洗えるそうです。
ところでこのせっけん、見た目は似ていますがメーカーは色々あるということを最近知りました。どれを買っても同じだと思っていたのですが、よく見るとシリア産とトルコ産が。トルコ産の方には、「アレッポの石鹸職人から」と題し、「トルコに避難し、多くの困難を乗り越え石鹸作りを再開できました（中略）母国の平和を祈りながら石鹸作りを続けて参ります」と書かれていました。

半分にカットして使うのがおすすめ！

通常のせっけんの倍の厚みがあるオリーブせっけん。そのままだと泡立てるにしても手に収まらない大きさなので、わが家では包丁でカットして使っています。大きめの包丁でゆっくり刃を入れていくとよいでしょう。ちょっと欠けたり、割れたりしても気にしないことです（笑）。カットすると使いやすい上に、内部の鮮やかなグリーンが見え、バスルームや洗面台に置いてもきれいです。
販売店、またメーカーによっても違うようですが、多くは600円前後と、品質が良いのに買いやすいお値段も魅力です。乾燥肌や手荒れに悩んでいる方は、一度試してみて下さいね。お近くで見つからなければ、ネットで検索すると売っているところが出てくると思います。