私が今住んでいるロンドンのスーパーでは、世界中のオリーブオイルに出会うことができます。イタリア・スペイン・ギリシャ・ポルトガル・トルコそしてパレスチナのものなどなど、原産国を見ているだけで、旅している気分に。

イタリア人、ロベルタのレシピ「アンチョビとオリーブオイルのパスタ」を作るときは、イタリア産をたっぷりと使おう！と思いました。パレスチナ人、アビーのレシピ「ひよこ豆のフムス」を作るときはパレスチナ産をはじめて買ってみました。色んな国の友人たちに教えてもらう料理に合わせて、オリーブオイルを使い分けるのも楽しいです。

原産国によってオリーブオイルも、サラッと軽かったりトロリと重めだったりと実にさまざま。初めて使う時はまずワインのテイスティングのように、オリーブオイルそのものを味わいます。作られた土地、年によって味わいの違いを感じることができ、なんて奥深い世界なのだろうかと思います。
ロンドンのアペリティフに欠かせないオリーブそのものや、オリーブを使ったチップスもとても美味しいんですよ。ロンドンはもちろん、時にはロンドンから飛び出して、ヨーロッパ各地のオリーブオイル事情やオリーブオイルを使ったお料理などをこれからご紹介していきますね。