オリーブオイル必須のシンプル豆料理
オリーブオイルの新油(2020年搾油のもの)が日本で手に入りやすくなる時期になりました。年間を通して、もっとも風味がしっかりとしていて、それぞれのオリーブオイルの香りなどの特徴もはっきりと感じられます。
そんなタイミングにはぜひ、オリーブオイルでシンプルにいただくお料理を。
中でもおすすめは、ゆでた豆に塩とオリーブオイルをかけるだけ。お料理と言ってよいのかわからないくらいですが、、
豆料理というと、戻す時間が必要、ゆでる時間が長い、と難しく感じられるかもしれませんが、冷凍保存もできますし、とても経済的。そして、一度そのおいしさにはまったら、リピート確実と思います♪
<豆をゆでる>
オリーブオイルと合わせる時に、おすすめの豆の種類は、白いんげん豆、ひよこ豆(ガルバンゾ)、レンズ豆。私もよく使っていて、まとめてゆでて冷凍ストックにして、煮込み料理などにも応用しています。
白いんげん豆は、イタリアのトスカーナ地方でも、よくオリーブオイルと合わせて食べられています。ひよこ豆(ガルバンゾ)やレンズ豆は、中東、インド、ヨーロッパ地域でもポピュラーな品種で、割と手に入りやすいと思います。
このうち、白いんげん豆とひよこ豆(ガルバンゾ)は、水に浸して一晩、しっかりと戻すことが必要です。
乾燥豆をたっぷりの水に浸けて一晩おいたら、いったんザルに上げ、鍋に入れてたっぷりの水を加え、火にかけます。
温度が上がってくると、アクが白い泡になって出てくるので、取り除き、弱火で1時間ほどゆでます。
ゆで時間はお好みです。私はやわらかめが好きですが、豆の大きさなどにもよりますし、固めが良いか、やわらかめが良いか、40分くらいから、味見しながら確認をしてみてください。
レンズ豆は、浸水が必要のない乾燥豆です。
皮付き、または、皮むき、の2種類があります。皮むきの場合は、ペーストなどにする場合に便利です。ゆでるととろとろになりやすいです。
豆の粒を生かして使う場合は、皮付きのほうを使います。
サッと洗ってザルに上げたら、鍋に入れ、ひたひたに水をそそいで火にかけ、沸とうしてきたら火を弱めて、15~20分ほどゆでます。
白いんげん豆、ひよこ豆(ガルバンゾ)、レンズ豆それぞれ、ゆで上がったら火を止めて、粗熱がとれるまでそのままおいてください。
すぐにザルに上げてしまうより、豆の食感がしっとりと仕上がります。
<オリーブオイルと合わせる>
豆がゆで上がり粗熱がとれたら、できたてを湯きりして皿に盛り、塩、お好みのエクストラバージンオリーブオイルをかけていただく、というのが最高です。
ゆでた豆に、ただ、塩とエクストラバージンオリーブオイル。
イタリアンパセリや、香菜などをみじん切りにして混ぜるのも良いです。
肉料理・魚料理の付け合わせにもおすすめです。
このとき、エクストラバージンオリーブオイルの種類のおすすめは、ストロングタイプ。
香りもしっかりとしていて、苦み、辛みがはっきりとあるオリーブオイルは、普段なかなか使いにくいかもしれないですが、このゆで豆と合わせる時は例外です。
豆のうま味と甘みが、しっかりとした味わいのオリーブオイルによって引き立ち、味わいの厚みが増します。
ミディアムタイプやマイルドタイプのオリーブオイルもそれぞれ、豆のやさしい味わいをより引き立ててくれたりしますので、オールマイティーに相性◎。
豆料理というと、難しい、面倒、というイメージがあるかもしれませんが、
意外とほったらかしで調理ができて、保存もきくし、経済的。
ぜひ、オリーブオイルとの組み合わせをお楽しみください♪