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からだがよろこぶオリーブオイル④ ~ポリフェノール~

前回は、抗酸化作用をもつ「ビタミンE」についてのお話しでした。今回は、オリーブオイルに含まれる抗酸化物質の3つめ「ポリフェノール」についてのお話しです。オリーブオイルに含まれるポリフェノールは、体によいはたらきをしてくれるだけではなく、オリーブオイルの味にも関係しています。これから、くわしくお伝えしていきますね!

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【オリーブオイルに含まれるポリフェノールとは?】

ポリフェノールは、赤ワインやコーヒーなどに多く含まれているイメージをもっている方もいると思います。ポリフェノールの種類は、何千種類もあると言われており、オリーブオイルには、30種類以上のポリフェノールが含まれています。その1つである「オレウロペイン」には、強い抗酸化作用があることで、注目されています。しかし、ポリフェノールは、水分に溶けやすい性質をもち、体内にたくわえることができません。そこで、次のように、上手なとり方が大事になってきます。



【ポリフェノールの上手なとり方】

そのポイントは、「少量ずつ、こまめに摂る」こと!
ポリフェノールのはたらきを持続させるためには、1日同じ量のオリーブオイルを食べる場合でも、1回ですべてのオリーブオイルを食べるよりも、3回にわけて食べる方がおススメです。オリーブオイルを、毎日、少量ずつ食べる習慣をもつことで、オリーブオイルに含まれるポリフェノールを効率よくからだの中で利用することができますよ!

また、ポリフェノールは、体にとってよいはたらきをしてくれる他にも、もう一つ重要な役割があります。


【味でわかる!ポリフェノールの含有量】

オリーブオイルの味をしっかりと味わったことはあるでしょうか?オリーブオイルの味は、種類によって異なり、「辛み」や「苦み」が強く刺激的なストロングなタイプ、一方、「辛み」や「苦み」が少ないマイルドなタイプなどがあります。この「辛み」や「苦味」の度合は、オリーブオイルに含まれるポリフェノールの量によって決まります。でも、どうして、ポリフェノールの量に違いがあるのか気になりますよね?それは、オリーブの品種、気候条件、環境・栽培方法、収穫の時期の違いによって、オリーブオイルに含まれるポリフェノールの量に差がでてくるためです。

オリーブオイルの特有な風味は、調味料として生かすこともできます。オリーブオイルの生産量が多い、ヨーロッパ諸国では、日本でのしょう油のように、食卓にオリーブオイルが置いてあるそうですよ。自分好みのオリーブオイルを見つけて、食卓のお供にしてみてはいかがでしょうか♪

 

参考:
・「オリーブオイルで老いない体をつくる」、p62-68、㈱平凡社、東京、2016
・「栄養成分の事典」、p154-155、㈱新星出版社、東京、2010
・「オリーブの健康世界」、p187、㈱河出書房新社、東京、2013

 

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