母が出会わせてくれたオリーブオイル
私は、幼い頃、台所で母の隣にいすを持っていっては、
母の手元を眺めながら、野菜を切る音、コトコト煮込む音、
香りを楽しみながら、台所でお手伝いをすることが大好きでした。
少し大きくなった頃、母に、
『パスタにオリーブオイルを入れて混ぜておいてね』と言われた。
それまでは、バターだった。
だから、『バターじゃないの?』と聞き返したことがあった。
それが、私とオリーブオイルの出会い。
最初我が家では、オリーブオイルは外国からのお客様状態で、
使い方が分からなかった。
だから、まずは、今までのサラダ油に代えて使ってみることからスタート。
それから、ドレッシング、アヒージョ、牡蠣のオイル漬け、ピザにも使うようになり、今では、クッキーなどのお菓子作りでも大活躍!
母や祖母が、台所で たくさん料理をするところを見せてくれたから、
転勤族で、いろんな土地の味を味わうことが出来たから、
教えてもらいながら育ったから、
『食』というキーワードに魅力を持ち、
いま私は、『旬』と『郷土料理』というキーワードを大切にしながら
料理業界で働かせてもらっています。
そのキーワードにも、オリーブオイルは相性バッチリ。
主役でも、たとえ脇役でも、よくマッチして、味をまとめてくれます。
写真は、オリーブオイルを使った、おつまみクッキーです。
味付けはペッパーと、粉チーズで、
オリーブオイルがつなぎの役割を果たしてくれますので、
是非お試しください。
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