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ボンジュール!パリ編 パリで出合ったオリーブオイル

昨年秋、フランスの美食と文化に触れる旅に出てきました。
前回の ニース編 に続き、今回はパリ編をお届けします。パリでの滞在時間は短かったものの、美食の街での体験はまさに圧巻。レストランでの食事の機会は限られていたものの、リニューアルオープンしたばかりのデパ地下や、スーパー、空港のおみやげ売り場など、どこを訪れても見どころ満載でした。

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朝早く、空港に到着し、まず向かったのは老舗ホテルの「オテル・ド・クリヨン」。ここで迎えた朝食が、パリの一日を素晴らしくスタートさせてくれました。パリ式の朝食はパンと飲みものだけ。サラダやメインとなるメニューが入っているのはアメリカ式です。私は後者でアボカドにオリーブオイルがかかったアボカドトーストをオーダーしました。トーストの上に薄切りのアボカドとナッツ、トマトがトッピングされ、見た目にもヘルシーで美味! 自宅でも簡単に再現できそうな、満足感たっぷりの朝食でした。

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タルタルステーキを堪能♪

そして、パリで絶対に食べたかった料理が「タルタルステーキ」。包丁で叩いた新鮮な牛肉などを、オリーブオイルや香辛料で味つけしたパリでおなじみの料理です。
今回3軒のレストランでタルタルステーキを堪能しましたが、それぞれ見た目も味わいもすべて違い、レシピは多岐に渡り、食べるたびに新たな発見がありました。

特に印象的だったのは、サンジェルマン・デ・プレのワインバー「ラ・グランデ・クレメリー」のタルタルステーキ。力強く旨みあふれる牛肉、ルッコラとたっぷり削られたパルミジャーノ・レッジャーノ、しっかりとした風味を感じられるオリーブオイル。イタリアン王道の組み合わせをタルタルにアレンジした一皿に目からウロコでした。

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オイルといえばオリーブオイル!

また、新装オープンした「ギャラリー・ラファイエット・グルメ館」では、美食を求める人たちの熱気と活気に圧倒されました。フランス産にこだわらず世界から厳選されたオリーブオイルがずらりと並んでおり、目を見張るような品ぞろえでした。トリュフやバルサミコ、レモン、とうがらしなどと組み合わせたフレーバーオイル、粒状に加工したもの、ペースト類に至るまで、日本ではなかなかお目にかかれない食品が広いスペースに整然と並び、圧巻でした。

さらに、人気のスーパーマーケット「モノプリ」やコンビニのような小さな店でも置かれているのはオリーブオイルばかり。オイルコーナーの品ぞろえが、日本とはずいぶん違う印象を受けました。

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フランスの食文化において、オリーブオイルがいかに重要な役割を果たしているかを実感した旅でした。次回フランスを訪れる際には、アパートを借りて、マルシェで新鮮な食材を買い、デパ地下で洗練されたお総菜を選び、パンやワイン、そしてオリーブオイルも手に入れて、暮らすようにパリの食をさらに深く知りたいと思いながら帰路につきました。

 

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