京都の人気フレンチ「レストラン モトイ」の前田シェフが2020年にオープンした「モトイギョーザ」は、昼から通し営業している使い勝手の良い餃子バルです。シェフはホテルで中国料理人として経験を積んだあとフレンチの世界へ。看板メニューである「プレミアムパパ餃子」は、忙しくてなかなか会えないお嬢様のためにこしらえたものだそうです。そんなエピソードもステキなお店なのですが、なぜかテーブルにはオリーブオイルがスタンバイ！　さて、これをどんな風に使うのでしょうか？

オリーブオイルと塩で味わう餃子に舌鼓！

京の台所と呼ばれる錦市場にほど近い、繁華街のど真ん中に位置する「モトイギョーザ」は、カジュアルで入りやすいたたずまいながら、とってもおしゃれでリーズナブルという嬉しいお店です。それにしても、ミシュランフレンチが作った餃子専門店が人気だと噂を聞いて訪ねただけなのに、まさかここでオリーブオイルと出会うことになるとは驚きでした。
テーブルには酢やしょうゆなどのほかにスペイン産のオリーブオイルが置いてあるのですが、メニューを見ると「プレミアムパパ餃子」のおすすめのつけだれとして「オリーブオイル＋塩」と書いてあるではありませんか！　オリーブオイル×餃子という組み合わせは、たとえば家で餃子を焼くときに焼き油として使うことはあるけれどつけだれに使う、とは考えたこともありませんでした。
プレミアムパパ餃子は、シェフのお嬢様が大好きなえびとにら、アクセントにパクチーを少々加えにんにくではなくしょうがを使って作った一品。他にもそれぞれこだわりが感じられる無添加の手作り餃子が色々あって、あまりに魅力的で選ぶのが大変です。グループで訪れてシェアすると楽しいと思います。

ぬか漬けとの相性も抜群！

美味しい野菜の産地として知られる大原の旬の素材を使った「大原野菜のぬか漬け盛り合わせ」は、お店の自家製だとか。運ばれてきたぬか漬けにオリーブオイルをかけてみたら、これがもうたまらない美味しさ！　塩加減も絶妙で色合いも美しいぬか漬けはサラダ感覚でいただけるのでぜひ食べて見て欲しい一品です。

パパ餃子は良い油で焼き上げてあるため非常にあっさりとした食後感で、酢じょうゆとおすすめの「オリーブオイル＋塩」のどちらも試してみましたが、オリーブオイルでいただくと素材の味わいがより感じられるように思いました。餃子は家庭でも手作りされる方が多いと思います。オリーブオイルと塩で餃子を食べると、こんなにも素材の美味しさがひきたつこと、オイルなのになぜかとてもあっさりと食べられること、ぬか漬けとの相性の良さも初めて知ったのでわが家でも試してみたいですね。

◆モトイギョーザ
https://kdc9901.gorp.jp/