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バジルとオリーブオイル

連日気温の高い日が続いていますね。暑いとどうしても食欲が落ちてしまいますが、香味野菜(しそやみょうが、しょうがなど)を活用すると、ぐっと食欲がアップします。

香味野菜は、和のハーブとも言われます。
西洋料理に使われるハーブの中でも、シソ科のバジル(バジリコ)は、なじみやすく使いやすいハーブではないかと思います。7~9月が旬なので、家庭菜園で栽培をされている方は、たっぷりと収穫をされているのではないでしょうか?
そういったことからも、バジルは夏にぴったりの食材。オリーブオイルとの相性は、言わずと知れたことですが、旬ならではの香りをぜひ、この時期に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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<基本のジェノベーゼソース>

パスタのジェノベーゼで知られる、ジェノベーゼソースは、パスタ以外にも、魚介類や鶏肉、野菜にもよく合います。
魚介は、ボイルしたえび、いか、たこ、貝類や、切身魚のソテーのソースにも良いですし、
蒸し鶏(ゆで鶏)にかけてもとてもおいしいです。
野菜はなんといってもじゃがいもとさやいんげんがおすすめです。ジェノベーゼソースの本場、イタリアのジェノバで食べたジェノベーゼパスタには、じゃがいもとさやいんげんが定番で使われていて、それがとても美味しかったから。ジェノベーゼソースと言うと、まず先に思い浮かぶくらいです。
これらを組み合わせてパスタの具にしたり、サラダやメインにと活用できます。

ゆでたじゃがいもとさやいんげん、たこをジェノベーゼソースであえたサラダにちょっとレモンをしぼると、夏にぴったりのメニューになります。キリッと冷えた白ワインにもよく合いますね。

ジェノベーゼソースの基本の材料は、
・バジルの葉:50g
・にんにく:小1片
・パルミジャーノチーズ(すりおろし):大さじ3
・松の実:大さじ2
・エクストラバージンオリーブオイル:150ml

これをミキサーに入れて撹拌したら出来上がりです。
※塩は入れず、お料理と合わせる時に、お料理によって調節すると良いと思います。

たっぷりと一度に作って使いやすい量を小分けにし、冷凍しておくと便利です。

エクストラバージンオリーブオイルは、苦味や辛味が強くないタイプがおすすめです。
本場イタリアのジェノバのある、北イタリアのリグーリア地方では、おだやかな味わいのオリーブオイルが好まれているということからも、ソースとの相性が良いと感じます。

<トマトと合わせて>

ソースにしたりせずにバジルをそのまま使う時は、旬の時期を同じくするトマトと相性抜群です。緑と赤、というビビットな色合いの相性も良いですよね。

トマトとモッツァレラチーズに、バジルをちぎって散らし、塩とエクストラバージンオリーブオイルをかけたカプレーゼは、簡単で間違いのない組み合わせの定番です。

同じく定番のブルスケッタも、バジルが加わるとグッと味わいがよくなります。
角切りトマトに塩、エクストラバージンオリーブオイル、少量のおろしにんにくを加えてよく混ぜて、軽くトーストしたバゲットにのせ、バジルをちぎって散らすと、香りの効果で、ぐっと味わいが増します。

シンプルなトマトソースを作るときは、多めのオリーブオイルでにんにくを炒め、ホールトマトを入れてしばらく加熱しますが、そのときにバジルを数枚(もしくは枝付きのほうがより効果的)を加えます。そうすると不思議と味が引き締まります。

定番の使い方をいくつかご紹介しましたが、定番だからこそ、旬のタイミングならではの美味しさが発揮されると思いますので、ぜひいろいろと味わってみてください♪

 

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