山登りをするようになって、水や食料、燃料の大切さを実感するようになりました。
着替えも食料も必要なものは全部リュックに入れて登るので、軽量化は課題です。
山ごはんも最低限の荷物で、できるだけゴミも少なくするように工夫しています。
今日は、アウトドアでおいしくパスタを作る方法をプロセス付きでご紹介します！
前日のうちに「水戻しパスタ」を準備しておき、おいしい山時間を！

【アウトドアで節水ペペロンチーノ】

《材料　２人分》

• スパゲティ200g
• にんにく1かけ
• アンチョビフィレー1枚
• 赤とうがらし1本
• エクストラバージンオリーブオイル大さじ2
• 昆布茶小さじ1
• パセリ（みじん切り）適量
• あらびき黒こしょう適宜

《作り方》

1. スパゲティはジッパー付きの保存袋に入れ、200mlの水を入れて一晩おく（前日に行う）。
2. にんにくは薄切り、赤とうがらしは半分に切り種を除く。
3. フライパンにオリーブオイル、②とアンチョビを入れ、弱火にかけてアンチョビをほぐしながら炒める。にんにくの香りが立ってきたらにんにくをとり出し、①（スパゲティが水を吸い、水気は少量になっている）と昆布茶を加える。
4. 写真のように白濁したスパゲティが透き通るような色に変わってくるまで炒める。水分がほとんどなくなったら火を消す。
5. 器に盛り、パセリとあればあらびき黒こしょうをふる。

　

最低限の材料で作りました。アンチョビの塩気と昆布茶のうまみで調味しています。
アンチョビによって塩加減に差があるので、できれば事前に家で作り、山に持参する量を確認しておくことをおすすめします。
キャンプではきのこやなす、キャベツなどを入れたり、好みの野菜を加えて彩りのよい一品に仕上げてください。あっという間に炒められるので、ソテーした野菜をあと入れするとうまくいきますよ。

（調理時間：10分（パスタの浸水時間は除く））


　

Tomiko栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
薦田富美子（こもだとみこ）。
食品メーカーで商品開発に携わり、料理学園講師、キッチンスタジオのスタッフ経験後フリーに。薬膳アドバイザー、「味覚の授業」指導者、フードアナリスト、チョコレートエキスパート等、様々な資格取得。多岐にわたる食の仕事を経験。記憶に残る料理を感動する盛り付けで作り続けたい。「食材を無駄にせず、健康的な野菜たっぷりの食事を！」をモットーに、現在地元のカフェで日替わりランチを提供。新聞のコラム「食卓の一品」を毎日担当中。著書「これからのシニアごはん　日々の、ひとり分」自由国民社。横浜在住。