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ひよこ豆のペースト「フムス」

中東地域の伝統料理「フムス」は、ゆでたひよこ豆に、オリーブオイルや練りごま、レモン汁などを加えてペースト状にしたお料理です。フードプロセッサーがあれば、混ぜるだけで簡単!豆の自然な甘みがおいしい、大好きな豆料理のひとつです。
中東のお料理といっても、私たち日本人にもとても食べやすい味で、パンにのせたり、肉料理のつけ合わせにしたり、お野菜と一緒にサンドイッチにするのもおすすめです。
ぜひチャレンジしてみてください♪

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<フムスの作り方>

材料の主役はひよこ豆。くちばしのような突起がある形が特徴的です。ガルバンゾ、チェーチという名前で売られている場合もあります。

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乾燥のものは、一晩水につけて戻し、ゆでて使います。水煮の缶詰の場合は、戻す&ゆでる時間がいらないので、すぐに使えて簡単です。
でも、乾燥豆から作ると、豆の風味が全然違うので、乾燥豆が手に入ったら、ぜひ作ってみてください!

■フムス
<材料>作りやすい分量
・ひよこ豆(乾燥)・・・・・・・・・・200g ※水煮缶の場合は440g
A・オリーブオイル・・・・・・・・・・大さじ4
A・白練りごま・・・・・・・・・・・・大さじ2
A・レモン汁・・・・・・・・・・・・・大さじ2
A・塩・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
A・ひよこ豆のゆで汁・・・・・・・・・50~100ml ※水煮缶の場合は缶汁を使う

【盛りつけ用】
・オリーブオイル・・・・・・・・・・・適量
・パプリカパウダー・・・・・・・・・・適量
・イタリアンパセリ(みじん切り)・・・ 適量

<作り方>☆水煮のひよこ豆を使う場合は、作り方④からでOKです。
① ひよこ豆をたっぷりの水に一晩(8時間ほど)つけて戻す。
② ザルに上げて鍋に入れ、3倍量くらいの水を加えて火にかけ、沸とうしたら
弱めの中火にして、1時間ほどゆでる。(途中アクは取り除く)
③ ゆで汁とひよこ豆を分け、粗熱をとる。(ゆで汁はとっておく)
④ フードプロセッサーにひよこ豆、Aを入れ、なめらかになるまで撹拌する。
  ※ゆで汁(または缶汁)は、50ml~少しずつ加え、固さを調節してください。
⑤ 皿に盛りつけ、オリーブオイル、パプリカパウダー、イタリアンパセリをかける。
  ※ゆでたひよこ豆を少し取り分けておき、盛りつけに散らしても。

ひよこ豆は、やわらかくなるまでしっかりとゆでたほうが、なめらかに仕上がります。

お好みでにんにくのすりおろし(小さじ1/4程度)を加えても。私は入れないほうが好みですが、入れると味にパンチが出て、ワインと一緒にいただくときなどは良いかもしれません。
レモンの皮をすりおろしてかけたり、チリパウダーでピリッと辛みをきかせたりするのも、香りや味わいに変化が出るのでおすすめです。

<フムスの食べ方>

食べ方は意外と広がりがあって自由です。

バゲットやクラッカーにつけて食べる、というのはもちろん、焼き野菜に添えても、お肉料理の付け合わせにしても、サンドイッチにはさんでも。
パプリカやズッキーニのグリル、ラム肉のソテー、たっぷりの生野菜とピタパンに、シンプルにハムとサンドイッチに、などなど。

そして、そのどのときも、オリーブオイルを忘れずに。
食べるときに使うフレッシュなオリーブオイルの香りは、その都度、新鮮な香りと味わいを感じさせてくれますし、豆の甘みをぐっと引き上げてくれます。

ひよこ豆以外の豆を使っても、いろいろと試してみようと思っています♪

 

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